住宅のステルス値上げ

2023年02月10日
今日、yahooニュース下記のような記事があった。↓

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6453416

マンションの価格はそのままに

今まで70㎡だったのが60㎡になってるとか。

設備もリーマンショックの前の方がクオリティが高いとか。


建築屋としては「何をいまさら、当り前やろ」と思ってしまうのだが

一般の人にはびっくりニュースなのだろうか。


面積が昔より平均的に小さいとか

設備のグレードが昔より落ちてるってのは

購入する時、図面やカタログを見れば書いてある事なので

それを選んだ購入者に責任がある。


ただ、問題は購入者が気付かない所のグレードを下げられた場合

お客側としてはどうしようもない。


例えば、最近建築中の現場に断熱材が搬入されているのを見る機会があった。

断熱材はおそらく50ミリのスタイロフォームかスタイロエース

そもそも「壁にスタイロ使うなよ火事になったらどうするんよ」って思うけど

それはまた後日説明するとして

同じスタイロでも性能が違うので価格も当然違います。

熱伝導率
スタイロフォーム:0.036
スタイロエース:0.028

ね。どっちがいいかすら分からないでしょ。

つまり、一般ユーザーは中身のグレードを下げられたって分からない。って事。

「いやいや、お国の基準があるでしょ。」って声が聞こえてきそうですが

そもそもこの国の断熱も耐震も基準、ザルですからー。ざんねん。


もっと言えば、木材の品質、各建材の質、各職人の質など

お客さんには伝わらない品質は山の様にあります。


じゃあ、結論は何?って事だけど

基本的には気にしない。

お客目線でそこを見抜く事はほぼ絶対無理。

うちらは職人同士の話を聞いてるからある程度分かるだけ。

詳しく比較する事は業界人でも無理。


ただ、大事な事2つだけ言います。

【1階では寝るな】

【カビない家に住め】

詳しくはまた後日どこかで書いていきます。
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Posted by アースイマジン設計室  at 20:09 │Comments(0)
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